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T-expressionにおいでいただきありがとうございます。
T-expressionは理数検定研究所の研究成果を活かすために開かれたショップです。

「超高速学習」の開発過程を紹介いたします。
「数検」を開発しているときの話です。全盲の若者が訪ねて来て数学を学びたいと。これが「超高速学習」を開発する契機になりました。難しい易しいは時間の関数であるという前提で、難易度の数値化を図りました。眼の不自由な人は学習内容の「読取難度」が高く先に進めません。
そこで、読取難度をゼロに近づけて学習難度を限りなくゼロにするために学習内容を音声化することにしました。難しい問題解決には時間がかかります。ですから、学習者の学び時間を短くして学習難度を低くするために、だれもが誤解なく聴き取ることのできるスピードを同定することが必要でした。一般的な教科書はほぼ300ページ程度にまとめられています。これを音声化すると約37440(s)になりました。この値は設計難度から観た数値ですが、単純に換算しても1年分の学習量が10時間程度に収まる計算です。本編にはこのような開発過程や試行結果が収録されています。
学習内容を音声化することで、これまで行われきた教育の問題点が浮かび上がってきます。その一つが現代人の視覚馴化に対する聴覚退化の問題です。特に聴覚退化に歯止めをかけるためにも耳学を勧めるべきと考えています。
耳学では読取難度が小さいので小学生でも高校生物基礎を学ぶことができます。事実、生物検定2級にチャレンジする小学生が2級に合格する事例が増えています。そして例えば、生物に重要性を感じながらも物理の道を選んだ方々が、リカレントのために時間をかけずに学び直すために「超高速学習」を利用する方々が出てきております。
本編に眼を通し次代の求める科学的学習法に転換していくことをお勧めする次第です。
なお、本編には生物検定2級の最新過去問題・地学検定2級の最新過去問題各1回分が紹介されています。
【超高速学習】https://risukentei.theshop.jp/items/30922800